
台湾は本当に「LGBTユートピア」なのか?
22人のマイノリティの語りに向き合い読み解かれる、
揺れ動く台湾の実相と、いくつもの〈性/生〉の「現在地」
「台湾のホモナショナリズムとは、共同体としての異性愛規範は維持しつつ、台湾をアジアにおいて例外的に「同性愛に寛容」な場とし、(…)国家・文化的な優位性を特徴付ける形で、同性愛者を国家に内包する言説」であると同時に「「台湾という存在自体」を維持することに寄与している」──(本書「おわりに」より)
◎目次
序章 「台湾=LGBTユートピア」像の広がり
第1章 ホモナショナリズムはどのように語られてきたか
第2章 反婚視座をめぐるアンビバレンス
第3章 ナショナルプライドをめぐるアンビバレンス
第4章 「われわれ台湾」vs「かれら中国」で見えなくなること
第5章 国際同性婚における「一國四制」と理想的移民像
終章 名もなき運動や声と共に
あとがき
NOT ALONE CAFEのスタッフでもある、松田英亮さんの著書。台湾について知るための大切な一冊。
著者:松田英亮
出版元:花伝社
表記:日本語
H210mm×W148mm/256P/2023
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