韓国と日本を往復しながら、 静かに静かに染み込んでくるような美しい水彩画で、多くの本の挿画を描いてきたイラストレーター、ビョン・ヨングンさん。
待望の新作『Birdwatcher』は、 コロナ禍に東京暮らした彼のパンデミック経験を背景にした、 孤独な青年が青い鳥を追ううちに自分を見いだす物語です。
カーテンの揺らぐ光、 眠れぬ明け方 ―色がなかった日常に、 木漏れ日や、水面を渡るカワセミが色を運んでくる。 サイレントグラフィックノベルの水彩が、 夜と昼/内と外の対照のなかで主人公の心の温度差を映し出します。
ヨングンさんは2022年の冬に、日本で探鳥を始め、今も毎週のようにフィールドに出かけているそうです。 東京の公園や庭園、植物園から韓国の群山・鉄原まで足を延ばし、巻末には作中の60種が収録されています。
ギスギスした日々を解きほぐし、 静かに心を穏やかな気持ちにしてくれる一冊。
◎紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=OGkHJ2sbJwc