2001年にGert JonkersとJop van Bennekomによってアムステルダムで創刊された『BUTT』は、ピンク色の紙に印刷されたポケットサイズの雑誌。小さな紙面の中で、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスセクシュアル、インターセクシュアル、その他のクィアの人々に、自分たちの考えや仕事、そしてセックスライフについて率直に話せる場を作ってきました。
世界的なスターから、あまり知られていない活動家やセックスワーカーまで、クィアの人々の生活を隅々まですくい上げ、クィアライフをアーカイブしながらセクシーに表現し続けてきました。2012年からWEBのみで活動し、休刊していましたが、2022年に10年ぶりに復刊しています。
BUTT マガジンno.33のタイトルは「Glorious」です。
壁穴から、シドニー出身のトランスセクシャルワーカー兼アーティスト Emil Canita (エミル・カニータ) の満足そうな笑顔が表紙を飾っているのは、2023年秋号となるButt Magazine #33。
今号には、新しいクィアの世界を創造したいという願いが込められています。性やアート、そして既存の性のカテゴリに当てはまらないクィアの世界にまつわる欲望を披露。ミュージシャンの Arca (アルカ) や、俳優の Felix Maritaud (フェリックス・マリトー) といった世界的なスターから、あまり知られていない活動家やセックスワーカーまで、この上なく衝撃的と言えるほど赤裸々に表現。さらに、イラストレーターの Pol Anglada (ポル・アングラダ) や、フォトグラファーの Benjamin Fredrickson (ベンジャミン・フレドリクソン)、オランダで活動するアーティストの Melanie Bonajo (メラニー・ボナジョ) などによる、大胆なビジュアルとストーリーも掲載されています。
編集:Andrew Pasquier, Gert Jonkers, Jop van Bennekom、Nathaniel Feldmann
デザイン:Jop van Bennekom, Nuno Beijinho and Rogier Delfos
出版元:Butt Magazine
表記:英語
H240mm×W1658mm/104P/2023
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