生まれた時から子どもを男女の枠にはめることは、早くからジェンダー二元論の感覚を押し付けてしまうということ。著者と夫は、「ズーマー」と名付けた子どもが自分で自分のジェンダーを見つけられるように、性別にとらわれない子育てを実践することにした。
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子ども服店で怪獣の絵のついたTシャツを見ていたら、「それは男の子の服だよ。女の子の服はあっちだよ」と親に言われた。こんな経験が子どもの選択肢を徐々に狭め、もしかすると可能性の扉を閉ざすことにつながるかもしれない。子どもがジェンダー・ステレオタイプを強要されない環境を作るには、どうすればよいのだろうか。そして、生まれた時に割り当てられた性別に基づく決めつけから自由でいられたら、子どもはどのように育つのだろうか。そのヒントを与えてくれるのが、『ピンクとブルーに分けない育児――ジェンダー・クリエイティブな子育ての記録』(カイル・マイヤーズ著、上田勢子訳)。
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著者:カイル・マイヤーズ
翻訳:上田勢子
出版元:明石書店
表記:日本語
H186mm×W128mm/308P/2022
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