














2020年6月に発行された韓国の写真誌『VOSTOK』vol.21 “After Youth”。
「若さと老い」をテーマに、青年から老年まで人生の様々な瞬間をとらえたポートレイトが展開されています。
年齢、性別、国籍、人種、階級、世代が多彩なポートレイトを集め、そこから若さと老いの固定観念を探すのではなく、ひとりひとり個別の顔の中に浮かび上がる人生や背景を見つめます。
17人の写真家の作品を大きく5つの章で構成し、最初の章では、無表情な若者たち、バレーなど子供の頃から自分の体を鍛える環境に置かれた少女たち、ボクサーの少年たち、それぞれの顔に浮かぶ冷たさと熱さはどこからきているのか探究しています。
第二章は、ウクライナ、リトアニアの自由奔放な若者たちと、それぞれが暮らす場所のリアル。彼らが立っている場所はどこなのか、かつてここで何があったのか、これからどこへ行くのか。
そして印象的だった第三章は、多くの青年たちが直面している現実に密着。ソウルの若者たち、戦争が日常になってしまった中東地域の若者たち、香港のデモに参加する若者たち、それぞれが直面している状況、欠乏した現実の中で、自分たちがしたいことは何なのか、各自が守りたい価値は何なのか問いかけています。
第四章から第五章にかけては、中年から老年のポートレイトが紹介され、歳を重ねた内面の葛藤を描いています。
韓国の民主化時代に暴圧を受けた父親、アメリカ西部の炭鉱町の中年男性たちのポートレイト。人生のままならなさ、悔恨…その表情には何が宿っているのか。
老年の後、最後の瞬間を想起させる最終章は、胸に迫る作品が続きます。アルツハイマー認知症の父を記録した「Season in the colors」。おばあちゃんがいる特別養護老人ホームの風景と祖母のポートレイトを撮った「Age of woman」。最後の旅に出た老夫婦に同行した「Gärtners' Reise」。
そして最後にしみじみと余韻を残すのが、故郷への帰省のあと、別れの時に玄関先で手をふって見送る両親の姿を27年間記録した「Living and Waving」。
記憶に残る『VOSTOK』 “After Youth”、ぜひご覧ください。
◎目次
특집 | After Youth
003 Invisible _ Hui Choi
011 Furious Like a Child _ Margo Ovcharenko
023 Boxer _ Nicolai Howalt
045 Ukraine Youth Between Days _ Daniel King
057 Place of Rebellion _ Tobias Zielony
069 Disko _ Andrew Miksys
081 다운타운 서울 _ 성의석
093 They Call Us Dreamers, but We're the Ones Who Don't Sleep _ Loulou d'Aki
105 How Was Your Dream? _ Thadd? Comar
117 아이들은 모두 괜찮아 _ 김현호
129 소녀들은 카메라의 앞과 뒤에서 _ 김인정
139 Midlife _ Elinor Carucci
149 이몽(異夢) _ 민주
159 Mady and Monette _ Maja Daniels
169 Grays the Mountain Sends _ Bryan Schutmaat
183 함께한 계절 _ 신정식
193 나의(羅衣) _ 현다혜
203 G?rtners Reise _ Sibylle Fendt
213 Leaving and Waving _ Deanna Dikeman
225 [스톱-모션] 시간 저편의 운동 _ 유운성
231 [사진 같은 것의 기술] 재난의 시간을 재현하는 법 _ 윤원화?
241 [이미지 뷰어] 공간과 경험을 재현하는 플랫폼: VR _ 이기원?
256 [에디터스 레터] 처음과 마지막, 사진 _ 박지수
編集:VOSTOK編集部
出版元:VOSTOK PRESS
表記:韓国語
H240mm×W170mm/256P/2020
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