



【初回販売分が完売したため、現在追加分を製本作業中です。お届けまで10日ほどお待ちいただけますと幸いです(2023.10.05)】
タックさんこと大塚隆史さんと、とんこつたろうさん。タックさんは東京・新宿三丁目で四〇年以上続くゲイバー/タックスノットを、とんこつさんは沖縄・宜野湾で映画をコンセプトにしたカフェ/reef knot coffeeを経営されています。
それぞれのお店を訪れた時に、僕が一番楽しみにしているのは、タックさんととんこつさんから、大好きなクィア映画の話を聞くことです。当事者である自身のライフストーリーも重ねつつ、豊富な引き出しから言葉を紡ぎ、物語の解像度をあげてくださるお二人の話は、時にその映画本編以上に胸に残るのです。
最近は正面からクィアを描いた作品も増えてきたとはいえ、当事者にとって、無数にある映画やドラマから、自分が探し求めていた物語を見つけるのは簡単なことではありません。この私的なZINEに登場する映画の中から「やっと出会えた友達のような」そんな物語を見つけてもらえたら嬉しいです。
編集は小沼理さん、挿画は新地健郎さん、印刷をえんすい舎さんにお願いし、全ページリソグラフで印刷しています。とても素敵なZINEができあがりました。
◎登場する映画
『詩人の恋』『ユンヒヘ』『ゴッズ・オウン・カントリー』『ボーイズ・イン・ザ・バンド』『あしたのパスタはアルデンテ』『マティアス&マキシム』など32作品。
◎プロフィール
とんこつたろう
福岡出身、沖縄県在住。映画をコンセプトにしたカフェ「リーフノット コーヒー」を経営。店内には様々な映画のパンフレットやグッズがあるなか、ひときわ目立つのは「Wall of Queermovies」なる一面クィア映画のポスターで彩ったコーナーで“わかる人にはわかる”ように全てのセクシュアルマイノリティへ連帯。またラジオパーソナリティとしても活動中で『映画とか音楽について割とガチで考えてみた』では主に映画×社会学を題材にメインパーソナリティを務めたほか、現在はMRTラジオ『#ラジカル』にて活動中。映画だけに留まらず毎週第二火曜日の回では「LONELINESS BOOKS」で取り扱う書籍を潟見氏と共に深掘りしていくなどで共演中。
タック|大塚隆史
その昔、一世を風靡したラジオ番組『スネークマンショー』に参加し、ゲイのポジティブな生き方を発信。これに影響を受けたゲイは数知れず。1982年にバー 『タックスノット』を新宿に開店。現在に至るまで多くのゲイやレズビアンの相談相手として幅広い支持を得ている。この店の人的交流をベースに生まれた別冊宝島ののゲイ三部作『ゲイの贈り物』『ゲイのおもちゃ箱』『ゲイの学園天国』(すべて宝島社)を責任編集。著書に『二丁目からウロコ』(翔泳社)、『二人で生きる技術』(ポット出版)、訳書に『危険は承知/デレク・ジャーマンの遺言』(発行・アップリンク/発売・河出書房新社)がある。また長年にわたり造形作家として数多くの作品を生み出し、独特の世界観を披露し続けている。
対談:大塚隆史 (タック)、とんこつたろう
取材構成・編集:小沼理
装画・挿画:新地健郎
装丁・発行人:潟見陽
印刷:えんすい舎
出版元:loneliness books
表記:日本語
H210mm×W148mm/52P/2023
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