


——いろんなかたちの「すき」があります
韓国のアーティスト・カヒジさんが、初めて手がけた絵本『ドロシーマンション』待望の日本語版が出版されました!
女性であり、アジア人であり、そしてLGBTQ+コミュニティの一員でもあるカヒジさんがカラフルに描いたこの絵本は、自身の経験や、自分らしく生きていることを他人から否定されなければならなかった無数の人々の声を元にして生みだされました。異なる肌の色や多様なアイデンティティを持つ人々が自分らしく、好きなことを自由に楽しめる世界へのあこがれを込めて作られた、カヒジさんにとって初めての絵本です。
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はいいろのまちにすむタータンは、チェック模様が大好きで、いつも頭の中はチェック模様のことでいっぱい! そんなタータンをまちの人は気に入らず、いつもヒソヒソ話。
ある日、「ここはあわない! すみたいまちをさがしにいこう」そう決心してまちを出たタータンの前に現れたのは、虹色の屋根を持つ「ドロシーマンション」でした。
ここにはどんなひとがいるのでしょうか?
そのままの自分を愛し、ちがいを認め合う気持ちが、世界をカラフルに輝かせる! 思いやりあふれる物語。
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◎プロフィール
文・絵:カヒジ
ニュージーランドと韓国で、似顔絵アーティストとして活動しながら、人と旅、日常のなかの記憶に残る瞬間を絵で記録。どこにでもあってどこにもないクィアな物語を描くため、絵本の勉強を始める。
2021年、漫画『わたしが描きたいものは』を個人出版。『ドロシーマンション』は、長年の思いを描いた、初めての絵本。
翻訳:加藤慧
韓国語講師・韓日翻訳者。宮城県仙台市生まれ。東北大学工学部卒業、同大学院博士課程科目修了退学。大学院在学中に漢陽大学校大学院に交換留学し、韓国建築史を学ぶ。オンラインで韓国語レッスンを行うほか、宮城学院女子大学・東北学院大学で韓国・朝鮮語の講義を担当。訳書にミン・ジヒョン『僕の狂ったフェミ彼女』『私の最高の彼氏とその彼女』(ともにイースト・プレス)、共訳書にアントイ『なかなかな今日ほどほどに生きても、それなりに素敵な毎日だから。』(朝日新聞出版)監修書に omo! 編著『使える会話文で身につく はじめましての韓国語』(池田書店)がある。
著者:カヒジ
翻訳:加藤慧
表記:日本語
H225mm×W142mm/80P/上製本/2025
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