フェミニストでありクィア当事者である、韓国の作家アルフィの初短編集。登場人物全員が女性で構成されたユニークなグラフィックノベルが日本語翻訳されました。
フィクションの中に自分の姿を見つけることで、安心感や肯定感を得られるように、これまであまり描かれてこなかった女性たちのリアルな物語が描かれています。
2024年現在、この物語の主人公のような人生を生きている人々とって、さまざまなことが当たり前ではないけれど、いつか壁が取り払われて、誰もが伸び伸びと生きられる世界になることを願わずにはいられません。
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"友達”なら、こんなに傷つかないーー
女性どうしの「ままならぬ」恋を描く韓国発のグラフィックノベル!
日本語版には「読書サロン」主宰の安田葵さんの解説を収録。
◎プロフィール
著者:アルフィ
1993年ソウル生まれ。現代美術を学んだフェミニストでレズビアン。10歳のとき、種村有菜の『満月をさがして』を夢中になって読んだことをきっかけに、マンガを描き始める。本書は初の単著。
翻訳:ハナ
東京生まれ。韓国の大学を卒業し、韓国のウェブトゥーン・ドラマ・小説の翻訳を手がける。
解説:安田葵
「読書サロン」主宰。
著者:Alfie Lee
出版元:ころから
表記:日本語
H210mm×W148mm/216P/2024