
香港の若者たちに向け、固定観念や規範を打ち破り、自分たちで社会を作っていこうと謳い、フリーペーパーからスタートして13年目。毎号100人の若者にインタビューを行い、彼らの心の声を聞くことで、誌面づくりをしてきた雑誌『突破書誌Breakazine』。
『突破書誌Breakazine 074』のテーマは“ジェンダー”。
ジェンダーの話は面倒だけど、みんなその話が好きです。
しかも、話せば話すほどトラブルは増えていきます。
性別は2つと教わったのに、フェイスブックには50種類以上の性別表記があります。
男女は平等だとよく言われるのに、性別による役割分担の対立は今でも毎日起こっています。
性的/ジェンダー的マイノリティは社会から汚名を着せられてきたけれど、そのコミュニティ内にも地雷源がいたるところにあります。
ジェンダーという概念を発明したのは誰なのでしょう?
それぞれの立場の違い、スタンスや道徳的な議論を超えて、ジェンダーを探求する余地はあるでしょうか?
『突破書誌 Breakazine 074』では、私たちのジェンダーの根底にある物語を解き明かそうと試みています。人々が誰かが決めたジェンダーの固定観念の下で、その役割を「演じる」ためにどんな無理をしてきたのかを可視化します。ジェンダーの沼に積極的に足を踏み入れた人々にこの問題の葛藤を語ってもらい、さらに探求の場を提供しようと懸命に努力しているグループや、寛容と信頼によって、向けられた敵意を払拭しようとしている様子を取材しました。
境界線、規範を定めることもあれば、自分自身のアイデンティティを確立できる場所を見つけることもあります。そして、最も価値があるのは自分自身であるということです。
編集:突破機構
出版元:突破機構
表記:中国語(繁体字)
H280mm×W220mm/104P/2024
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