
韓国の写真誌『VOSTOK』。
毎号鋭いテーマを定めて、新しい感覚の写真と優れた文学の境界を往来する美しい写真誌です。
vol.48のテーマは“私の家、私の部屋”。人生の軽やかさと重たさが交錯する「家」と「部屋」をめぐる写真たちに出会います。
そこは、イメージをかたちづくる上で、家や部屋という親密な場所が大切な媒介となる空間。
ファン・ジョンウン、ウニュ、ルリ、チン・ウニョンによるエッセイでは、
それぞれが胸の奥にしまってきた家と部屋の記憶、そして私たちにとっての「家」「部屋」が持つ意味が静かに語られます。
写真とことばが響き合うこの特集を通して、
「わたしの家、わたしの部屋」――自分という存在にもっとも近いその場所を探し続ける、私たち一人ひとりのささやかな成長の物語が浮かび上がってくることでしょう。