













クィア・マガジン『Over』vol.4のテーマは“クィアを、取り戻す”。
映画『エゴイスト』から、主演の鈴木亮平さんへ「浩輔というゲイの主人公を演じることから考えた社会制度について」のインタビュー。『エゴイスト』の宣伝美術のイラストを描いたカナイフユキさん。LGBTQ+インクルーシヴ・ディレクターとして映画の制作から宣伝まで関わったミヤタ廉さんの寄稿が収録されています。
loneliness booksで担当したのは、写真集やZINEの取り扱いなどで交流がある台湾の写真家、林家夯さんと鄭庭維さんの作品を掲載した“Lin Jaihang / Ting-Wei.Zheng”の写真ページ。
Over magazineは読みものがメインでカラーページはなかったのですが、今回の“Lin Jaihang / Ting-Wei.Zheng”の写真ページはオールカラーで掲載!2018年から22年にかけて撮影された彼らの作品から「ひとときの親密さ」を感じる写真を選びました。
またOver vol.1から連載中の韓国のクィアカルチャーを紹介する“Queer Korea”のページも引き続き担当しました。
今回は昨年10月に渋谷パルコGAKUで開催されたイベント「道をつくる 2022 〜韓国クィアの今、その声のいくつか」の様子をレポートしています。クィア・コミュニティを構成する人たちの存在と生を描き続けたアーティスト、ジョン・ナファンさんについて。アセクシュアル、アロマンティックのクィアストーリーをめぐるZINE『A is OK.』の著者・鳥海さんと、アニメーション作家・矢野ほなみさんの対談。そして自身のセクシュアリティと家族をテーマにした『よろよろウェディングマーチ(原題:들랑날랑 혼삿길)』を制作したホン・ミンキ監督について、友人のアーティスト、パク・サンヒョンさんからの寄稿など。盛りだくさんの内容だった『道をつくる 2022』の中から選んだトピックと、二日間のイベントのレポートをまとめています。参加いただいた皆さんからも大好評だった『道をつくる』は、2023年も開催したいと現在準備しているところです。
◎目次
・映画『エゴイスト』主演 鈴木亮平インタビュー 「浩輔を通じて考えたこと」【インタビュー】
・映画『エゴイスト」』ポストカードについて(カナイフユキ)
・鈴木亮平と斎藤浩輔(ミヤタ廉)
・その婚姻届のゆくえ(木津毅)
・Lin Jaihang / Ting-Wei.Zheng【写真】
・北丸雄二×千葉雅也「ゲイ・カルチャーの未来」【対談】
・同性パートナーシップ制度で我慢すべきなのか?―「婚姻もどき」からの誘惑の罠―(鈴木賢)
・誰が「悪い本」を決めているの?(ティーヌ)
・川野邉修一「ホームパーティーが終わったら」【インタビュー】
・QUUER KOREA「道をつくる2022」韓国クィアの今、その声のいくつか
・宮田信「チカーノカルチャーとゲイカルチャー、マイノリティという戦術」【インタビュー】
・「熱狂の中で差別に抗す言葉を待つ」編集後記(矢部真太)
・かみつけのくにとはずがたり 贋作・雨ニモマケズ(BAKU)
・新宿二丁目で亀山郁夫『謎解き『悪霊』』を読む。(ティーヌ)
・小倉東a.k.a.マーガレット「ゲイカルチャーを伝えていくこと、そして女王失踪事件の真相」【インタビュー】
・プライドパレードにクィアを取り戻す!(畑野とまと)
・「WAIFU」TRANS MARCH AFTER-PARTY (Shinta Yabe)【写真】
・入って五分で精神崩壊「まぼろし博覧会 」とはなんなのか?
・武田崇元が左翼に喝!民衆の力で統一教会をぶっ潰せ!【インタビュー】
・編集後記
出版元:オーバーマガジン社
表記:日本語
H210mm×W148mm/2023
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