














2016年に創刊された韓国の写真誌『VOSTOK』。
毎号鋭いテーマを定めて、新しい感覚の写真と優れた文学の境界を往来する美しい写真誌です。
2022年5月に発行されたvol.33のテーマは“詩と写真:声になったシーン”。
一枚の写真がひとつの詩に生まれ変わったらどうなるのだろう? 今号は詩人や作詞家に、写真を眺めながら詩や歌詞を書いてほしいと依頼して作られています。彼らはそれぞれいくつかの写真の中から惹かれる一枚を選び、その写真にインスピレーションを受けて書いた詩と歌詞を送ってくれました。果たして詩人はどんな写真を選んだでしょうか?また写真の中に何を見たのでしょうか?一枚の写真から生まれた美しくも不思議な詩が繰り広げられる今号は、シーンを歌う詩人たちの声に沿う旅になるでしょう。その旅程には詩的な象徴とたとえ話、文学的想像力が際立つ写真が同行しています。
写真家が自分の視点で世界を見たいと思う人なら、詩人は自分の言葉で世界を歌おうとする人ではないでしょうか。自分の考えや感情を代弁する被写体を探している写真家の姿と、自分だけの表現のために言葉を選ぶ詩人の姿は妙に重なります。さらに、人々が簡単に流したり見逃したりすることを粘り強く見返し続ける写真家と詩人の姿はとても似ています。
編集:VOSTOK編集部
出版元:VOSTOK PRESS
表記:韓国語
H240mm×W170mm/256P/2022
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