一昔前よりも様々な境界線が曖昧になり、ポップカルチャーやゲイカルチャーも互いに浸透し合って、絶妙なハーモニーをあちらこちらで奏でている今日この頃。豊富な知識をベースに、カルチャーへの愛がこもった言葉で、そんな絶妙なハーモニーを伝えてくれる、今とても貴重な存在、ライター&編集者の木津 毅さん。木津さんといえば、おっさんを語り出したら止まらないほどに、無類のおっさん好きでもあります。初著書となる『ニュー・ダッド ―あたらしい時代のあたらしいおっさん』は、そんな木津さんの愛が溢れる一冊。2022年の今、おっさんは何処へ行くのか。マッチョな鎧を脱ぎ捨てた、新しくて可愛いおっさんがたくさんいる世界になりますように。
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時代は変わった。だからこそ、〈男らしさ〉を乗り越える「ダッド」たちを愛したい!
あたらしい時代にふさわしい魅力的な大人の男性とは?
「おっさん=古いもの、いまの社会の悪しき土台を作ったもの」とみなされる今日この頃。それならいま「おっさん」はどこへ行くべきなのか? 国内外のポップカルチャーをヒントに、「あたらしいおっさん=ニュー・ダッド」たちの姿を見つめるエッセイ。
マイノリティであると同時に「おっさん好き」だったからこその視点
フェミニズム、ジェンダー・イシューに関心のある読者をはじめ、これからの時代に「男であること」「父であること」「歳を重ねること」を考えたい男性にもお勧めの一冊。そしてもちろん「おっさん好き」の読者も是非。
カルチャーの中のニュー・ダッドたちから、市井のニュー・ダッドたちまで
Netflixで話題の『ストレンジャー・シングス』、映画『20センチュリー・ウーマン』、ブルース・スプリングスティーンやボン・イヴェールといったミュージシャン 、ゲーム『Detroit: Become Human』、名作漫画『クッキングパパ』、パパ系インスタグラマー、プリキュア好きの「大きなお友だち」etc.
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◎著者プロフィール
木津毅(きづ・つよし)
ライター、編集者。『ele-king』『ユリイカ』などで音楽や映画、ゲイ・カルチャーを中心に執筆。『ミュージック・マガジン』にて「LGBTQ+通信」を連載。編書に田亀源五郎『ゲイ・カルチャーの未来へ』(ele-king books)。
著者:木津毅
出版元: 筑摩書房
表記:日本語
H188mm×W131mm/288P/2022
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