テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語
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テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語

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それでさ、ずっと君に聞きたかったことがあるんだ 僕たちはどんなふうに死ぬのかな? これまで君はたくさんの死に立ち会ってきたんだよね? 最期の時、僕は一体どうなってしまうんだろう? ******* エイズが死に至る病だった1990年代前半 HIV/エイズケア病棟で働く医療従事者、患者の物語 本書は著者自身による1994年から2000年までのHIV/エイズケア病棟での看護師勤務経験に基づく回想録(グラフィック・メモワール)であり、さまざまな関係者の証言を織り交ぜて製作された「グラフィック・ドキュメンタリー」としての側面も併せ持つ意欲作です。HIV/エイズに特化した緩和ケア病棟として創設された371病棟では、死と隣り合わせの患者と接する日常がくりひろげられています。エイズに対する恐怖がパニックを引き起こしていた1990年代当時の貴重な証言の記録にもなっています。担当患者が数か月から数年で亡くなってしまう中での看取りを、新米看護師がどのように感じ、どのように向き合っていたのかも読みどころになるでしょう。タイトルである「テイキング・ターンズ(Taking Turns)」には「代わりばんこに」という意味が込められていますが、医療従事者も含めて誰しもが患者の立場になりうることを表しています。著者が推進する「グラフィック・メディスン」は医療をめぐる包括的な概念でありコミュニケーション・ツールとして医療現場にマンガを導入する試みでもあります。マンガを媒介に医療や健康について物語る「順番(ターン)」は読者である私たちにも開かれているのでしょう。 ◎「グラフィック・メディスン」とは? 「グラフィック・メディスン」は、医学、病い、障がい、ケア(提供する側および提供される側)をめぐる包括的な概念であり、数量化による捉え方(一般化)が進む中でこぼれ落ちてしまいかねない「個」のあり方に目を向け、臨床の現場からグラフィック・アートまでを繋ぐ交流の場を作り上げようとする取り組みです。その一環として、マンガをコミュニケーションのツールとして積極的に取り上げたり、マンガの制作を通して気持ちや問題を共有したりする活動が行われています。本書『テイキング・ターンズ』はまさにそのような文脈の中から生まれた作品です。本書の著者、MK・サーウィックやイアン・ウィリアムズらを中心に2007年にウェブサイトを通じて発足し、2010年以降は年次国際学会も開催されています。コミックス・アーティストの講演、事例報告からメディカル・イラストレイターを招くワークショップまで多彩なプログラムで構成されています。それぞれの専門領域は個々に進展していながらも他の領域の状況が見えにくくなっている中で、さまざまな分野が横断するプラットフォームを形成し、それぞれが自分の声を見つける成長共同体を目指す姿勢にこそ21世紀型学術交流のあり方としての特色があります。本書の著者を含む中心メンバーによって刊行された『グラフィック・メディスン・マニフェスト マンガで医療が変わる』(北大路書房、2019年)にて、その概念と理念が提起されています。 著:MK・サーウィック 翻訳:中垣恒太郎、濱田真紀 出版元:サウザンブックス 表記:日本語 H148mm×W210mm/224P/2022 *Overseas shipping OK *Free shipping on orders over ¥ 10,800 in Japan only. Overseas shipping charges apply.