1970年代から80年代にかけて、商業ゲイ雑誌『アドン』そしてハイセンスな『MLMW』で、素晴らしいイラストの数々を残した武内条二さんの作品が圧巻です!!
『MLMW』や『アドン』の表紙や挿画の制作のために、編集部が大阪に武内さんのアトリエ部屋を借り、そこで描かれていたという美しい絵の数々。1996年の『アドン』廃刊後、武内さんの消息は知られておらず、数々の原画も紛失してしまった為、今回の『日本のゲイ・エロティック・アートVol.3』の発刊にあたっては、武内さんの絵に関して全て当時の雑誌からスキャンして作品を掲載することになったとのこと。それでもVol.3の中で、多くのページが割かれている彼の作品は必見です!
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出版社HPより
「エロティック・アート」という切り口による、日本のゲイ文化史の再発見シリーズ完結編。ゲイ雑誌などで活躍した稲垣征次、武内条二、髙蔵大介、水影鐐司、鈴木節、遠山実、児夢の作品170点以上を掲載。
田亀源五郎による稲垣征次へのインタビューも収録。
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【content】
序文 ゲイアートを社会に認知させるための企て ケヴィン・クラーク…005
日本のゲイ・エロティック・アート史──ゲイ雑誌全盛期以降のあらたな潮流…011
稲垣征次…033
武内条二…073
髙蔵大介…125
水影鐐司/鈴木節…149
遠山実/児夢…161
遠山実…165
解題…177
インタビュー 稲垣征次…197
あとがき…220
武内条二 絵物語…225
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著者情報
田亀 源五郎(タガメ ゲンゴロウ)
ゲイ・エロティック・アーティスト。1964年生まれ。多摩美術大学卒業後、アート・ディレクターをしつつ、1986年よりゲイ雑誌にマンガ、イラストレーション、小説等を発表。1994年から専業作家となり、ゲイ雑誌『G-men』(ジープロジェクト)の企画・創刊にも協力。同時に、日本の過去のゲイ・エロティック・アートの研究、およびその再評価活動を開始。また、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツなどのゲイ・メディアでも活動開始。2006年『G-men』企画より離脱。
『弟の夫』(双葉社アクションコミックス、全4巻)で第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第47回日本漫画家協会賞優秀賞、第30回アイズナー賞最優秀アジア作品賞を受賞。
『銀の華』(ポット出版)『嬲り者[復元完全版]』(ポット出版プラス)、エッセイ『ゲイ・カルチャーの未来へ』(Pヴァイン)など、その他著作多数。また、『The Passion of Gengoroh Tagame』(PictureBox)、『Gunji』(Bruno Gmünder)など海外での著作も多い。http://www.tagame.org/
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著者:田亀 源五郎
英語翻訳:ジョナサン・M・ホール
装丁デザイン:山田信也
出版元:ポット出版
表記:日本語・英語
H210mm×W148mm/256P/2019
*Overseas shipping OK
*Free shipping on orders over ¥ 10,800
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