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どんでん 돈덴 / 만리포

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到底、平凡ではいられない女性たちが経験する、 リアルな「私の物語」を描き出す。 ◆表題作『どんでん』 「お姉さんは、ほどほどの韓国人ですね」「ううん。私は、ありったけの力で韓国人だよ!」 日本で一人暮らしを始めたインチャンは宴会場のアルバイトはじめた。女性であり、外国人であるインチャンが、遠くて近い国で出会った新しい人々、愛、そして悩みを綴ります。 「どんでん返し」とは、ホールや宴会場の配置転換作業を指す、日本の宴会業界の隠語です。アニメーターになるために日本へ渡ったインチャンは、宴会場でアルバイトをしながら一人暮らしを始めます。「どんでん」の掛け声が聞こえれば、どんなに暑い日でも、生理の日でも、テーブルと椅子を運びます。首の後ろのタトゥーがちゃんと隠れていないと、たびたび叱られながら。 近くて遠い日本で、女であり、外国人であり、アルバイト労働者であるインチャンは、自身の弱者性、他者性、少数者性を感じながら、「性欲ばかりが旺盛で、未来は後回し、向上心は今やほとんど消し炭のよう」な日々を送ります。沖縄の人と出会って一人で同質感をおぼえては寂しくなったり、ベトナム人に韓国政府の虐殺を謝罪しながら「ありったけの力で韓国人」になる時もあります。慣れない土地で良い人になるために、あるいは良い人とは何かがわからなくて、インチャンは絶えず言葉をかけ、言葉を聞きます。しかし、そんなインチャンに返ってくる言葉は、優しいものばかりではありません。「インチャンさんの言うこと、私にはちょっと理解できないな」「インチャンはきっと、今まで何をやっても許されてきたんだろうね」。慣れない不安定な場所では、自分がいっそう「自分」として感じられます。自分がどのような人間であるかを、自分とは違う人々を見ながら肌で感じなければなりません。ここでは、自分はより弱く、少数者であり、他者に属します。遠くて近い国ではっきりと自分自身に出会ったインチャンは、この時間を漫画に描こうと決心します。 ◆短編『13歳の共産主義』 「誰一人として特別ではないということ。それが共産主義の核心なんだ!」 13歳の共産主義者、カムサは、父の部下であるファン・ヨソクを見て不平等を感じます。 汚物を汲み取る仕事の人は、ロレックスを着けちゃいけないの? 「女というのはすぐ涙を流し、男のせいで揺れ動き、情に流され、しょっちゅう助けを求め、非理性的で非合理的だと言われます。私は涙を流し、助けを求め、情に訴え、流されながら生きていきたいです。」 ──対談より 著者:만리포 表記:韓国語 出版:문학동네 H225mm×W152mm/212P/2025 *Overseas shipping OK

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