
001年にGert JonkersとJop van Bennekomによってアムステルダムで創刊された『BUTT』は、ピンク色の紙に印刷されたポケットサイズの雑誌。小さな紙面の中で、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスセクシュアル、インターセクシュアル、その他のクィアの人々に、自分たちの考えや仕事、そしてセックスライフについて率直に話す場を提供してきました。世界的なスターから、あまり知られていない活動家やセックスワーカーまで、クィアの人々の生活を隅々まですくい上げ、クィアライフをアーカイブしながらセクシーに表現し続けてきました。2012年からWEBのみで活動し、休刊していましたが、2022年に10年ぶりに復刊しています。
これまでで最も分厚く、最も神聖なBUTT マガジンno.36には、世界中の情熱的なクィーンたちの“啓示”がぎっしり詰まっています。
ページをめくれば、エロティックでいてどこか敬虔な、思わず息を呑むような内容がずらり。
冒頭は、映画や舞台で活躍する“トゥワンク(twunk)”俳優オマール・アユソが、ありのままの姿で登場。さらに、コンセプチュアル・アートのレジェンド、AAブロンソンと、ポルノ俳優“パパ”ジョエル・サムワンによる世代を超えた対話。リリー・ウォシャウスキー監督の、カメラの外に広がる世界も垣間見えます。
ジャックストラップ姿のボクサー、ローマ教皇のゲイ仕立て屋とのめくるめくインタビュー、そしてメルボルンの美しい“膨らみ”セレクション……などなど、盛りだくさん。
歴史への挑発もお忘れなく。オランダの作家ラウル・デ・ヨングは、17世紀の反同性愛物語を新たなクィア神話へと書き換え。
さらに今号は、スペインとモロッコの血を引くSir Karimがカバーを飾っています(今回デザインが2パターンありますが、オンラインショップではSir Karimの顔がアップの表紙になります)。
出版元:Butt Magazine
表記:英語
H240mm×W165mm/120P/2025
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