2001年にGert JonkersとJop van Bennekomによってアムステルダムで創刊された『BUTT』は、ピンク色の紙に印刷されたポケットサイズの雑誌。小さな紙面の中で、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスセクシュアル、インターセクシュアル、その他のクィアの人々に、自分たちの考えや仕事、そしてセックスライフについて率直に話す場を提供してきました。世界的なスターから、あまり知られていない活動家やセックスワーカーまで、クィアの人々の生活を隅々まですくい上げ、クィアライフをアーカイブしながらセクシーに表現し続けてきました。2012年からWEBのみで活動し、休刊していましたが、2022年に10年ぶりに復刊しています。 BUTT マガジンno.35のタイトルは「Freedom」です。 世界中の恥知らずなクィアたちの楽しみをぎっしり詰め込んでいる。華やかな表紙の間には、モーテルでのクイックな逢瀬のために脱ぎ捨てたポップスター、トロイ・シヴァン。ハウスミュージックのアイコン、ハニー・ディジョンがジェレミー・O・ハリスと語り合う。そして、惜しくも亡くなった文学界のレジェンド、ゲイリー・インディアナの最後のインタビューも掲載。 さらに、日本の鬼才・長谷川サダオによる精液にまみれたファンタジー、裸の農夫ピエール、ニューヨークの違法なトランスストリップの内幕など、刺激的なコンテンツが満載。 表紙を飾るのは、ジョルジ・キコニシヴィリ。トビリシのゲイ・アクティビストであり、パーティーや抗議活動を企画する彼の姿がここに。もちろん、それだけではない。