2016年5月17日午前1時、23歳の一人の女性がソウル瑞草洞(ソチョドン)付近の男女共用トイレで刺され殺された。事件翌日の朝から彼女が殺害された付近の江南駅10番出口では市民の自発的な「ポストイット追悼」が始まった。江南駅10番出口は被害者を追慕し、韓国社会の女性嫌悪に対する問題意識を表出する象徴的な空間となった。
5月23日、雨の予報により、ポストイットは保存のためにソウル市役所地下1階とソウル市女性家族財団に移された。京郷新聞社会部の記者たちは、このポストイットが移る直前に、江南駅10番出口の外壁に貼られたポストイット1004枚を撮影し、後日テキスト化する調査を進めていた。本書には、女性の殺人事件を機に勇気を出して深い追悼を表し、この社会に対する切実な思いを吐露した言葉が込められている。
編者:京郷新聞社会部
出版元:木の鉛筆
表記:韓国語
H189mm×W128mm/188P/2016
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