商業的なグラフィックデザインの世界で活躍しながら、一方で独立出版社を立ち上げ、LGBTQコミュニティや社会の問題に対して声をあげ、書籍や作品を作り続ける韓国の若いグラフィックデザイナーたち。
世の中に届いていないマイノリティの声を可視化することを目的に、デザイン性が高い優れた本を制作する独立出版社兼グラフィックデザインスタジオ 6699pressを一人で運営するイ・ジェヨンさんもその一人。2012年に立ち上げられた6699pressは2022年に10年目を迎えました。
大きな引用符の中に入れるべき様々な声をまとめ、韓国社会の変方の対象化された存在に対する真実の声を誠実に本にしてきた6699pressが出版してきたのは、脱北青少年が見たソウルをまとめた『私たちはソウルに住んでいる』、消えつつある銭湯を写真で記録した『ソウルの銭湯』、女性グラフィックデザイナーの声で傾いたデザイン界を再照明する『韓国、女性、グラフィックデザイナー11』、性的少数者の青少年のカミングアウト後の日常を描いた漫画『キミのセナカ』、正常な家族のカテゴリーを問う書籍『New Normal』など。そしてこの小さな本『1-14』は、6699Pressの過去10年を振り返る記念特別版であり、出版した十四冊の本の大切な声をまとめた一冊です。
出版元:6699press
表記:韓国語、英語
H150mm×W105mm/144P/上製本/2022
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