
クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ 創刊
「クィア」という視点で世界を眺めたときに、
私たちは何に気づき、誰と出会うのか。
「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み。
◎目次
序章 クィア・スタディーズとは何か
第1章
一九七〇年代以降の首都圏におけるレズビアン・コミュニティの形成と変容 [杉浦郁子]
集合的アイデンティティの意味づけ実践に着目して
第2章
クローゼットと寛容 [風間 孝]
府中青年の家裁判はなぜゲイ男性によって批判されたか
第3章
女性同性愛と男性同性愛、非対称の百年間 [前川直哉]
Column
イスラエルの戦争犯罪に共犯する東京レインボープライドとわたしたち
[小野直子(フツーのLGBTをクィアする)]
第4章
コミュニティを再考する [菅野優香]
クィア・LGBT映画祭と情動の社会空間
第5章
教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意 [渡辺大輔]
Column
学校でLGBTをどう扱うか―10年間の経緯と、これから [遠藤まめた]
第6章
クィアとキリスト教 [朝香知己]
パトリック・S・チェンによるクィア神学の試み
Column
同性愛の発見と発明―米軍におけるセクシュアリティの歴史 [高内悠貴]
第7章
怒りの炎を噴く [エイミー・スエヨシ(佐々木裕子訳)]
クィア史におけるアジア太平洋系アメリカ人のアクティビズムを記念して
Column
厳しい政治的条件下で手段を尽くして運動をすすめる中国のLGBT [遠山日出也]
著・編: 菊地夏野、堀江有里、飯野由里子
著:朝香知己、エイミー・スエヨシ、風間 孝、菅野優香、杉浦郁子
前川直哉、渡辺 大輔
出版元:晃洋書房
表記:日本語
H188mm×W128mm/274P/2019
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