セクシュアルマイノリティが置かれた状況を改善するために、1998年に設立された台湾で最も古い全国組織“台湾LGBTQ+カウンセリングホットライン協会”。取り組む数々のプロジェクトの中のひとつに、2005年から活動するホットラインオールドLGBTQ+グループというものがあます。LGBTQ+の老齢、病気、死の問題に焦点を当てており、中年、熟年のセクシュアルマイノリティがコミュニティに繋がる機会を作っています。
そんなホットラインオールドLGBTQ+グループがこれまで可視化されることが少なかった熟年のレズビアンたちのインタビューをまとめたのが、おばあちゃんのレズビアンの人生に関する台湾で初めての本『おばあちゃんのガールフレンド 阿媽的女朋友』です。
同性愛者の権利のための運動が大きくなって、社会はより多くの同性愛者を目にしてきましたが、55歳以上の中年や熟年の姿はまだめずらしいです。年配の同性愛者は今よりも困難な状況で何を経験してきたのでしょう?そして今、どんな問題に直面しているのでしょう?
現代の若者は一般的に年配の同性愛者にステレオタイプなイメージを持っているかもしれません。運動によってもたらされている解放を楽しむことに恵まれていないのではないかと考えています。または、ほとんどの年配の同性愛者は保守的な社会の中に住んでいて、孤独な生活を送っているのでは?と想像しています。 若者たちは今、セクシュアルマイノリティに優しい社会に住むことができて幸運だと思っているかもしれません。
でも、この本を読むとそういったステレオタイプを覆していくことになるでしょう。
著者:台湾LGBTQ+カウンセリングホットライン協会
出版元:大塊文化
表記:中国語(繁体字)
H200mm×W140mm/312P/2020
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