









美しい手書きのタイトル文字と、映画の世界感を大切にした印象的な写真でスタイリッシュなポスターを次々と手掛ける、ソウルのデザインスタジオ PROPAGANDA CINEMA GRAPHICS。そんなPROPAGANDAのチェ・ジウンさんは、素晴らしいデザイナーであると同時にコレクターとしても有名です。
2016年、スタジオにジウンさんを訪ねた時に、2時間にわたってたくさん見せてくれたのがこの映画カードの数々。子どもの頃から集められた、スクラップブックに綺麗に整理されたジウンさんの宝物を、ぜひご堪能ください!
◎出版社レビュー
1970〜90年代の韓国の代表的な映画の広報物だった「映画カード」を集め、記録したアーカイブブック。【映画カード大全集1】には、1957年から1980年までに公開された映画の中から、484本の映画カードが収録されています。
「映画のカード」は「映画カレンダー」とも呼ばれ、1970〜90年代の代表的な映画広報物であり、 コレクターにも人気高かった映画グッズです。
手のひらサイズの映画カードの前面には映画のポスターが、裏面にはカレンダーや地下鉄路線図が載っていて、 青少年観覧可の映画の場合、学習スケジュールが出ていることもありました。
もちろん当時も今のようにチラシやはがきなどの広報物も存在しましたが、 映画カードは、映画館だけでなく、 路上や学校の前で大量に配布されたため、たくさんの人に知られている映画広告の最前線でした。
1950〜70年代には、リーフレット型の映画チラシが多く作られていたので、映画のカード発行が多くなかったですが、 1970年代に入って本格的に作られるようになり、1980〜90年代にはとても活発に発行されるようになりました。 その後、インターネットの普及、マルチプレックスシアターなど多数の映画媒体が登場したことによって、チラシやカードの広報は次第に減少し、1990年代後半には、少しずつ姿を消していきました。
【映画カード大全集1】では、1957年から1980年までに公開された映画の中から484本の映画のカードを封切り順に紹介しています。1970年代の韓国で人気があった武侠映画と青春映画を再発見することができるでしょう。
MBC週末の名画、KBS土曜名画と名画座を通じてたくさん上映された 珠玉の名作映画の豊富なビジュアルを鑑賞することができます。
一度見たら捨てられてしまうのが、一般的な広告物の宿命かもしれませんが、コレクターによって一枚一枚大切に保管された映画のカードは韓国の映画広報物の歴史の記録であり、印刷技術とグラフィックデザインの発展を一目で確認できる貴重なアーカイブでもあります。
小さな本の中に、中高年には子供の頃や青春時代に見た映画で思い出の郷愁が、新世代の人たちには、ヴィンテージなデザインと当時の興味深い広告フレーズを新たに発見することができる楽しさとなることを願っています。
出版元:PROPAGANDA CINEMA GRAPHICS
表記:韓国語
H150mm×W110mm/1004P/オールカラー/2018
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