何でも簡単に食いついて消化不良になりがちな時代に、ゆっくり食べているうちに昼休みなって、みんなが遊んでいる中ひとりで給食を食べている男の子。
セクシュアリティやジェンダー、政治や社会、コミュニティついて、文学やサブカルチャーへのオマージュからサンプリングして作り上げられたカナイさんの作品には、昼休みにひとりで給食を食べる子どもの心細さを思い出すような、誰の中にもあるナイーブな部分に響いてくるやさしさがあります。
「周縁から語る、周縁で語る、それが僕が心から目指すことかもしれません。まだ物語になっていない物語を語ること…」
母親に宛てた手紙の形式で書かれた『ドミナントストーリー 〜わたしは男の子〜』は、カナイさん自身の内側の揺らぎや痛みを曝け出した短編小説です。
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新型コロナウィルスの影響で、
休業や自宅待機が続く事態のなかで
カナイフユキさんの最新インタビュー
i-Dマガジン 【離れても連帯Q&A】
「お金に換算しづらい自信や人間関係を築いておけば」
https://i-d.vice.com/jp/article/884zn3/fuyuki-kanai-keep-distance-in-solidarity
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著:カナイフユキ
表記:日本語
H182mm×W128mm/28P/2019
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