「世の中みんな キレイぶって ステキぶって 楽しぶってるけど ざけんじゃねぇよって」
1990年代当時、都市近郊の高校生たちの虚無感を描いた岡崎京子の傑作『リバーズ・エッジ』の韓国語版。
「性的なもんて、そこに欲望が起こらないときには 限りなく不思議なくらいコッケイだな」
「あの人がいるだけでいいんだ あの人がいて ぼくがいて あの人を見つめることが出来る それだけでいいんだ」
今読み返してもリアルに響く台詞の数々、20数年を経て、ハングルで読んだ韓国の読者はどんな感想をもったのか聞いてみたくなります。
なんといっても『リバーズ・エッジ』韓国語版は、物語のエッセンスをよく汲み取りビジュアル化した装丁が素晴らしい。
川面に漂うオイルに光が乱反射したホログラム のような背景に、表紙は山田君の空っぽな表情のアップ、裏表紙は、空っぽのデートをする山田君と田島さんが訪れた水族館の魚たちがシルバーの箔押しで泳いでいます。デザインはソウルを拠点に装丁やパッケージなどで美しいアートワークを魅せるデザインスタジオ SPARKS EDITION。
ここ数年、物凄い勢いで出版を続けるソウルでも注目の独立出版社 jjokkpressが制作・出版しています。
著者:岡崎京子
韓国語訳:이소담
装丁:SparksEdition
出版元:jjokkpress
表記:韓国語
H210mm×W150mm/240P/並製/2018
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