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ソウルの熱、東京の雨 / 小沼 理

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小沼理さんによるソウル滞在記ZINE第3弾『ソウルの熱、東京の雨』が刊行!2023年の『間違っていない世界のために』、2025年の『友達がいる風景』に続くシリーズです。 ソウルで開催されたクィア・アート展「Spectrosynthesis Seoul」のレビューや、鍾路と新宿二丁目を巡る思索、Tokyo Pride 2026、そしてソウル・クィア・パレードまで、両都市の熱気と連帯を記録したエッセイ全4編を収録。日韓2言語併記(翻訳:キム・ウヨン/デザイン:潟見陽)でお届けします。 【目次】 ・はじめに ソウルと東京 ・自分で中心を定める Spectrosynthesis Seoul ・ずっと一緒に闘ってきましたよね 鍾路クィアヒストリーツアー ・Tokyo (Rainy) Pride ・화이팅 ソウル・クィア・パレード2026 日韓のクィアカルチャーのいまが詰まった1冊を、ぜひお手にとってご覧ください。 ***** 【クィア・アート展「Spectrosynthesis Seoul」、そしてアジア初となるLGBTQ+に特化した現代美術財団、香港のサンプライド財団と、2027年2月に東京で開催される展覧会について】 香港を拠点とするコレクターのパトリック・サンが設立した「サンプライド財団(驕陽基金會 / Sunpride Foundation)」は、アジア初となるLGBTQ+に特化した現代美術財団です。同財団が主導する「Spectrosynthesis(光・合作用)」は、財団のコレクションを核としながらアジア各都市を巡回するアジア最大規模のクィア・アート展シリーズです。 本シリーズ最大の特徴は、単なる巡回コレクション展にとどまらず、開催都市ごとに現地のキュレーターが立ち、その土地のクィア・アーティストや作品を独自に掘り起こして接続する「ローカライゼーション」にあります。これまで台北(2017年/MoCA Taipei)、バンコク(2019–2020年/BACC)、香港(2022–2023年/大館当代美術館)と巡回。第4弾となったソウル・アートソンジェセンターの「Spectrosynthesis Seoul」では、参加作家74組のうち約50組を韓国勢が占め、ソウル現地で培われたクィア文化の実践をダイナミックに接続。鍾路のクルージングスポットや梨泰院のゲイクラブなど、再開発や歴史の中で消えゆく場所の記憶、周縁化されてきた身体や生のかたちを掘り起こしました。 そして2027年2月〜5月、シリーズ第5弾となる「スペクトロシンセシスⅤ|ならば、発明せよ」が東京都現代美術館(MOT)にて開催されます。展覧会タイトルは、エイズ危機の只中に発表されたダムタイプの金字塔的パフォーマンス作品《S/N》(1994年)の一節から引用されたもの。社会規範と個の生が切り結ぶ緊張関係に向き合い、既存の枠組みにとらわれない新たな生のあり方や連帯を模索する「発明」としての芸術実践に着目します。 本展にはダムタイプ、アキラ・ザ・ハスラー、イトー・ターリ、森栄喜、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、遠藤麻衣&百瀬文、高田冬彦ら日本の表現者をはじめ、シン・ワイ・キンやウー・ツァンなど国内外の多様な世代24人/組が参加。作品展示にとどまらず、ジェンダーに関するZINEやミニコミ誌、エイズ・ポスター・プロジェクトのアーカイブ資料も紹介され、パフォーマンスや上映会など多彩なプログラムが展開されます。アジアのクィア・アートをめぐる連帯が、日本の社会的・文化的な文脈と深く呼応する待望の展覧会です。 ***** 【プロフィール】 小沼理 1992年生まれ、文筆家。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)、『共感と距離感の練習』『悲しい話は今はおしまい』(柏書房)。 キム・ウヨン 編集者・翻訳者。訳書に『キミのセナカ』(野原クロ著、6699press)。 著者:小沼 理 翻訳:キム・ウヨン 装丁:潟見 陽 lonelines books 出版元:loneliness books × 小沼 理 表記:日本語、韓国語 H182mm×W128mm/126P/2026 *Overseas shipping OK

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