「わたしたち」の場づくり、コミュニティ、言葉をアーカイヴする。
ウーマンリブから生まれたレズビアン・コミュニティ、伝説のレズビアン&バイセクシュアル雑誌、そして、Xジェンダーの語りや、様々なセクシュアルマイノリティの集まれる場所……。
フェミマガジン13号目は、「LGBTQ」から消されてしまいがちな女性やノンバイナリー/Xジェンダーの人々による、場所づくりや運動を記録する特集号。多数のインタビュー、寄稿、読者投稿「自分の存在を消されたと感じたことはありますか?」など。
◎目次
【寄稿】
杉浦郁子
「女の解放」から「レズビアンの解放」へ
――1970年代半ばから80年代の首都圏におけるレズビアン運動の変容――
赤枝香奈子
「レズビアン」の連続性と非連続性――清岡純子のレズビアニズム
萩原まみ
「『フリーネ』と『アニース』~バイセクシュアルのわたしが読みたかった雑誌」
岡田実穂
クィア・コミュニティにおける性暴力を可視化する
森あい
あるクイアの、阿蘇での10年
ティーヌ
自分と出会うための読書
しゃおはー
『おばあちゃんのガールフレンド』が開いた私の物語
【インタビュー】
若林苗子「ウーマンリブからつながった、レズビアン・フェミニズム」
原ミナ汰「失敗や挫折の積み重ねから生まれた、Xジェンダー/ノンバイナリーの大事な場所」
大江千束「属性だけで一般化せず、対話していくことから始める」
長村さと子「セクシュアリティや年齢、国籍を気にすることなく、誰でも来られる場所をつくる」
パフスクール山賀沙耶・安田恵実「レズビアンの歴史をつなぎながら、コミュニティを広げていく
【座談会】
あきら✕さときん✕にしむら「私たちの『レズビアン・コミュニティ』 そして、ターリさん」
【読者投稿】
自分の存在を消されたと感じたことはありますか?
特集のおわりに
◎プロフィール
責任編集:水上文
1992年生まれ。文筆家・批評家。書評・文芸批評等の執筆に加え、ジェンダー・セクシュアリティに関連したエッセイも執筆。「文藝」で文芸季評、丸善雄松堂「學鐙」で文芸季評、「朝日新聞」で「水上文の文化をクィアする」を連載中。また「SFマガジン」で「BL的想像力をめぐって」を瀬戸夏子と共同連載中。単著に『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)、企画・編著に『われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット』(現代書館)。