再評価が進むマッカラーズの短篇集。奇妙な片思いが連鎖する「悲しき酒場の唄」をはじめ、異質な存在とクィアな欲望が響きあう触発の物語8編を収録。
アルコール依存症の妻に対する夫の愛憎を描いた苦みのある佳品「家庭の事情」、思春期の少女が必死に失うまいとする親密さと愛の形を細やかに描いた「そういうことなら」ほか8編を収録。
◎目次
悲しき酒場の唄
騎手
家庭の事情
木、石、雲
天才少女(ヴンダーキント)
マダム・ジレンスキーとフィンランド国王
渡り者
そういうことなら
◎プロフィール
カーソン・マッカラーズ
(1917-1967)ジョージア州コロンバス生まれ。幼少期からピアノの才能に秀で、ニューヨークのジュリアード音楽院に進むが、授業料を失くして入学を断念。かわりにコロンビア大学で創作を学び、リーヴズ・マッカラーズと結婚。1940年、23歳にして『心は孤独な狩人』を執筆し、文学的なセンセーションを巻き起こした。その後は『黄金の眼に映るもの』(1941年)、『結婚式のメンバー』(1946年/新潮文庫刊)、『悲しき酒場の唄』(1951年)、『針のない時計』(1961年)などの小説やノンフィクションを執筆、1967年、50歳で世を去った。
著者:カーソン・マッカラーズ
訳者:ハーン小路恭子
出版元:筑摩書房
表記:日本語
H148mm×W105mm/272P/2023
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