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亡霊の地 / 陳思宏

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2020年台湾文学賞、金鼎賞受賞!  台湾で今最も注目される若手作家による慟哭の小説。 ベルリンで同性の恋人を殺した陳天宏は、刑期を終えて台湾の永靖に戻って来る。折しも中元節を迎えていた故郷では、死者の霊も舞い戻る。天宏の六人の姉と兄、両親や近隣の住民。生者と死者が台湾現代史と共に生の苦悩を語る、台湾文学賞、金鼎賞受賞の長篇小説。 台湾文学カフェシリーズ『プールサイド』で、経済不況で衰退する地方、父親による性暴力、同性愛者や外国人へのいじめや差別など、さまざまなマイノリティの苦境を「台湾」の縮図のように描き出した短編「ぺちゃんこな いびつな まっすぐな」が収録されていた台湾の作家・陳思宏の長篇小説です。 ◎台湾文学賞、金鼎賞の受賞コメントより 『亡霊の地』は帰郷を書いています。主人公は不自由であった島での記憶に舞い戻り、ひとしきり泣くのです。私は泣き虫の作家ですが、未来の自由な台湾人が、自由を勝ち取るために二度と傷つくことがないように、自らの性的指向や性別のために涙を流すことのないように願っています。 ー 陳思宏 ◎翻訳者の三須祐介さんによる訳者あとがき(必読) https://www.hayakawabooks.com/n/n44a6e4ec2dae ◎プロフィール 陳思宏 Kevin Chen 1976年、台湾の彰化権永靖郷の農家に、9人姉弟の末っ子として生まれる。輔仁大学英文系を卒業後、台湾大学戯劇研究所で演劇学を学び、俳優としても活躍する。2002年、短篇集『指甲長花的世代(未邦訳)』で作家デビュー。精力的に短篇、長篇、エッセイを上梓し、2019年に刊行された『亡霊の地』で、台湾文学賞金典年度大賞と金鼎賞文学図書賞を受賞した。2004年からベルリンに在住。 著者:陳思宏 日本語訳:三須祐介 出版元:早川書房 表記:日本語 H188mm×W131mm/424P/2023 *Overseas shipping OK *Free shipping on orders over ¥ 10,800 in Japan only. Overseas shipping charges apply.

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