












「暗い世の中で小さな光」
日本の漫画家、野原くろさんと韓国の独立出版社6699pressのコラボレーションから生まれた、とても美しい装丁のボーイ(ズ)ラブコミック『キミのセナカ』。韓国、台湾、フランスを経て、500名以上の方が参加してくださったクラウドファンディングによって、いよいよ日本でも出版されました。
ミニステッカー付き(数量限定)
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世の中に届いていないマイノリティの声を可視化することを目的に、 デザイン性が高い優れた本を制作する韓国の独立出版社6699pressのイ・ジェヨンさんと、日本のゲイコミック・シーンで長年活躍してきた漫画家・野原くろさん。「カミングアウトをテーマにした物語を描いてほしい」ソウルから届いた一本のメールからはじまった、幸せな未来を作っていくための「勇気」を描いた作品。
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◎ストーリー
「結婚しない若者が増えたとかーー
テレビのニュースで見る度にホッとする」
地方都市で暮らす男子高校生タケルが、
同級生のコウタロウにカミングアウトする。
大きな事件は起こらず、物語を盛り上げる悪役も登場しない。
それでも、 何気ない言葉に傷ついたり、
お互いを思いやる気持ちがすれ違ってしまったり…
そんな日常の些細な出来事が丁寧に描かれた物語。
「誰と繋がるかで世界は変わる。見え方も、何もかも。」
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◎プロフィール
著:野原くろ
ニューヨーク、Pratt Instituteでイラストを学び(中退)、1995年12月雑誌『薔薇族』(96年2月号)で漫画家デビュー。その後、イラストレーターとして活躍しながら、古川書房から単行本『ミルク』全3巻を刊行し、雑誌『Badi』の連載などでも作品を発表し続け、現在は単行本『下宿のお兄さん』が6巻まで刊行中。韓国の6699pressが制作した『キミのセナカ』は韓国、台湾で出版されており、フランスでも電子書籍で連載、今後書籍化が予定されている。バンドcali≠gariのギタリスト桜井青と「くろとあお」としても活動中。
制作・デザイン:イ・ジェヨン(6699press)
弘益大学でビジュアル・デザインを学び、2012年からグラフィックデザインスタジオ兼独立出版社の6699pressを運営する。 先輩や同級生の女性グラフィックデザイナーたちが、しばらくすると次々と仕事を辞め、別の人生を選んでいくことに疑問を持ち、なぜ女性たちが仕事を続けられなくなるのか、韓国で女性グラフィックデザイナーとして生きていくのはどういうことなのかを、22人11組の女性たちに対談形式で語ってもらった本『韓国、女性、グラフィックデザイナー11(한국, 여성, 그래픽 디자이너 11)』。
可哀想な存在としてステレオタイプに描かれがちだった脱北してきた若者たち。彼らが撮った写真や絵を織り交ぜながら、ともに暮らすソウルの街のことを語ってもらうことで、等身大の彼らと分断国家で生活する意味を問う本『私たちはソウルに住んでいる(우리는 서울에 산다)』など、同時代を生きるマイノリティ個人の物語に焦点をあて、これまでに11冊の書籍を出版している。6699pressの「6699」は、引用符の“”を表しており、社会に必要な言葉、大切な言葉に引用符“”をつけて可視化するという意味が込められている。
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◎クラウドファウンディング用トレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=_EH1GDJGxgA
著:野原くろ
制作・デザイン:イ・ジェヨン(6699press)
日本版装丁:loneliness books
出版元:サウザンブックス
表記:日本語
H210mm×W150mm/162P/2021
*Overseas shipping OK
*Free shipping on orders over ¥ 10,800
in Japan only. Overseas shipping charges apply.