






韓国で生まれ、ベルギー人として育ち、日本人になりたかった主人公・ユン。肌の色とはなにか、家族とはなんなのか、そしてアイデンティティとは――。
今だからこそ読んでほしい、韓国人養子の真実の物語。
朝鮮戦争後、20万人を超える子どもたちが祖国・韓国を後にし、様々な国の家庭に養子として迎え入れられました。
本作はそんな子どもたちのひとりである著者・Jung氏により、日本では知られざる韓国人養子の衝撃の真実とともに描かれた自伝的コミックです。
あらすじ
ソウルの街を彷徨っていたところを警察に保護された幼い少年・ユンは、
孤児院を経て、5歳でベルギーの大家族に養子として迎えられる。
両親からは厳しくも愛のある教育を受ける一方、ユンは未だ見ぬ産みの母への淡い思いを抱きはじめ――。
自分はどこから来たのか、いったい何者なのか。
根源的な問いに向き合いながら成長していく彼に待ち受けるものとは。
〜出版社HPより
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著者プロフィール
Jung(ユング)
1965年12月2日、韓国・ソウル出身。
71年にベルギーの一家の養子となり、Jung Heninに改名。ブリュッセル王立美術アカデミー・イラストレーション学科で学ぶ。ベルギーのバンド・デシネ(BD)雑誌『Spirou』や『TinTin』にて小説の挿絵や、カバーイラストなどを担当。日本の文化への造詣が深く、91年BD『Yasuda』シリーズを発刊。
97年、ベルギーのBD作家Martin Ryelandtとともに『La Jeune Fille et le Vent(若い女性と風)』、2001年Jee-Yunとともに『Kwaidan(怪談)』シリーズ、忍者の子を主人公とした『Kyoteru(キヨテル)』など意欲的に作品づくりに取り組んでいる。07年に自伝的BD『Couleur de peau:Miel(はちみつ色のユン)』第一巻を発売。
11年にドキュメンタリー監督ローラン・ボアロー(Laurent Boileau)と共に上記映画化。13年に第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて同作が大賞を受賞する。
著者:Jung(ユング)
日本語訳:鵜野孝紀
出版元:DU BOOKS
表記:日本語
H170mm×W240mm/420P/2015
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