誰もが求めている。希望が持てる安全な居場所を。 高校生のナタリーは、ドーバー海峡横断泳への挑戦を決心する。難民支援の募金活動のためだ。そのときサミーは、アフリカの独裁国家エリトリアを逃れ、命がけではるかイギリスをめざしていた。運命のいたずらが痛みを抱えたふたりを結びつける。そこに希望は生まれるのか――。カーネギー賞最終候補に選ばれた力強い詩物語。 ◎プロフィール 作者：マンジート・マン　Manjeet Mann インド系イギリス人の女優、児童文学作家、劇作家、脚本家。2020年、詩形式のYA小説『RUN, REBEL』で作家デビューし、カーネギー賞シャドワーズ・チョイス賞、UKLA賞、シェフィールド児童図書賞などを受賞。2作目となる本書はコスタ賞児童書部門を受賞、カーネギー賞ほか数々の賞の最終候補に選ばれた。また非営利団体「Run The World」を創設し、スポーツと演劇を通して女性の自己実現を支援する活動にも取り組んでいる。ケント州在住。 訳者：長友恵子（ナガトモ ケイコ） 翻訳家・エッセイスト。訳書に『中世の城日誌』(産経児童出版文化賞JR賞受賞)、『レイミー・ナイチンゲール』『ぼくだけのぶちまけ日記』『住所、不定』(以上、岩波書店)『ヤーガの走る家』(小学館)、『ブックキャット ネコのないしょの仕事！』(徳間書店)、絵本『せんそうがやってきた日』(すずき出版)、『まんげつのよるのやくそく』(朔北社)などがある。JBBY会員、紙芝居文化の会運営委員、やまねこ翻訳クラブ会員。 作者：マンジート・マン 訳者：長友恵子 出版元：岩波書店 表記：日本語 H188mm×W126mm／400P／2024 ＊Overseas shipping OK ＊Free shipping on orders over ¥ 10,800 in Japan only. Overseas shipping charges apply.