高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。
表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。
いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。
時と場を越えて寄り添う7つの物語。
◎著者プロフィール
チェ・ウニョン
1984年、京畿道生まれ。高麗大学国文科卒。
2013年に「ショウコの微笑」で『作家世界』新人賞を受賞し、デビュー。
翌年には同作で第5 回若い作家賞を受賞。2016年にホギュン文学作家賞、2017年に「その夏」で第8回若い作家賞をそれぞれ受賞している。「その夏」も収録した短編集第2作『私にとって無害な人』は、2018年に第51 回韓国日報文学賞を受賞した。静かで端正な文体でつづられた作品は、長く濃い余韻をもって読者の心を動かすと支持されており、今後の作品に期待が高まる、注目の若手作家の一人である。
著者:チェ・ウニョン
日本語訳:牧野 美加、横本 麻矢、小林 由紀
監修:吉川 凪
出版元:クオン
表記:日本語
H184mm×W130mm/329P/並製/2018
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