
生まれつき? それとも社会がつくりだしたもの?
ピンクが「女らしさ」「男らしさ」にもたらした功罪を、
国内外の事例をたどり、徹底的に掘り下げる。
参考文献や注記を加えた、完全版。
◎目次
イントロダクション
第一章 ピンクと女子の歴史
ピンク=女子はフランス発/きらびやかな男性たち/子供服における男女の区別</br> 黒を追放してピンクを手にせよ/五〇年代アメリカとピンク</br> 厭戦カラーとしてのピンク/ウーマンリブの登場/日本におけるピンク
第二章 ピンクへの反抗
女子向けSTEM玩具の登場/ピンクに反逆する女児たち〈/ピンクスティンクス〉/
政治問題としてのピンク・グローバリゼーション
ジェンダーと玩具/ファッションドールが女の子に教えること
第三章 リケジョ化するファッションドール
バービー売上不振の理由〈/プロジェクトMc²〉とギークシック</br> イギリス生まれのSTEMドール〈ロッティー〉/
セクシーすぎない女子アクションフィギュア/多様化するドール界</br> 男の子だってバービーで遊びたい!/技術があれば女の子も戦える
第四章 ピンクカラーの罠 日本女性の社会進出が遅れる理由
“女らしい職業"と現実とのギャップ/ピンクカラーの罠</br> なぜ女の子はピンクカラーに向かうのか/改善されない日本/ピンクは母性と献身の色</br> 「プリンセス」はキャリアではない「/かぐや姫」を守るためにできること
第五章 イケピンクとダサピンク、あるいは「ウチ」と「私」
ピンクへの拒否感/ダサピンク現象/主体としての一人称「ウチ」/
性的客体化が女子に与える害/主体としてのイケピンク
第六章 ピンク・フォー・ボーイズ
ピンクを好きな男子たち「/カワイイ」と男子/男の子への抑圧</br> 「妖怪ウォッチ」と「アナ雪」が切り開く時代/新しいディズニープリンセス
●文庫版特典 女の子と男の子のジェンダーをめぐる話をもう少し
女の子が文学部に入るべきでない5つの理由
世界を変える女の子の本、人と違うことを恐れない男の子の本
著:堀越英美
出版元:河出書房新社
表記:日本語
ZINE H148mm×W105mm/264P/2019
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