文化、芸術と社会を見つめる月刊Chaeg編集部が、新たなテーマに取り組む「Chaeg Special」シリーズ、創刊号のテーマは「ジェンダー」。
2020年以降、韓国社会の中で、コロナ19以外に、人々が関心を寄せているテーマが「ジェンダー」の問題です。
女性になるために性転換手術をしたという理由で軍を除隊処分になったピョン・ヒスさん、男性から女性への性転換手術を受けた後、2020年度の大学入試で淑明女子大学に合格したが、学内からの反発で入学を断念したAさんの事情などが社会的なニュースになりました。
『Gender』では、性別を2つだけの分け方で見る古い価値観から脱して、私のジェンダーは何だろうと探求することを提案しています。
“ジェンダーの顔”と題した章では、欧米の写真家、Lana Yanovska、 Lissa Rivera、Marvel Harrisなどの作品を紹介。トランスジェンダーの人々のポートレイトを見つめ、ジェンダーとは?家族とは?問いかけます。
次の章は、韓国の様々なセクシュアルマイノリティの人々へのインタビュー。ドラァグクィーンのナナさん、梨泰院のクラブTRUNKの代表ミニさん、ドラァグキングのアジャンマンさん、レズビアンをカミングアウトするコミックエッセイが話題の漫画家グエムさん、YouTuberのFTMのコンドルさんとパトスンさんカップル、同じくYouTuberのカップル、キム・チョルスさんとソン・ジャンホさん、アーティストのMattress Wholesalerさん 、Z世代で写真を専攻する学生ジュ・ギョンビンさん、日雇い労働者の匿名の若者など、今、韓国社会の中で、それぞれ背景も状況も違うセクシュアルマイノリティの人々。それぞれのインタビュー、アイデンティティが伝わってくるポートレイトに引き込まれます。
そして最後の章では、“本で出会うジェンダー”として、今、韓国で出版されている様々なジェンダーやクィアに関する本がたくさん紹介されています。
出版元:Chaeg 編集部
表記:韓国語
H240mm×W170mm/112P/2020
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