






2019年に創刊されたクィア・マガジン『Over』。
vol.2の特集テーマは“後進国ニッポンのワタシ”
社会や法制度の遅れなど、歴史を顧みながら、
様々な視点で日本の現状を浮き彫りにし、
悲観し途方に暮れそうになりながらも
未来へ希望を託したいと願う
ここでしか読めない寄稿が盛りだくさんです。
差別が差別と認識されない国に
生きてきて(岡野八代)
日本はトランジェンダーの
「後進国」なのか?(三橋順子)
日本のLGBT+と
婚姻平等化という課題(鈴木賢)
レズビアン小説を書くなら
エロスが必要か問題(李琴峰)
「選択的夫婦別姓」という選択肢。
旧来の家制度からの解放と、
社会を変える覚悟について。(笹川かおり)
いわゆる〈ラッシュ〉を指定薬物として
規制する在り方を問う裁判について(根岸英之)
芥川賞にノミネートされた作家・李琴峰さんによる男性中心の日本の文壇や文芸批評に返す文章が至極真っ当で爽快です。
loneliness booksで参加させてもらっている
“QUEER KOREA”の記事では、
90年代から00年代のソウルでのゲイライフ、ゲイカルチャーの変遷を書き留めた植田祐介さんの寄稿。
そして、2016年に創刊され、韓国をはじめアジアのクィアカルチャーに大きな影響を与えている雑誌『DUIRO』について、編集者の一人ウォン・デハンさんのインタビューを掲載しています。
また昨年はニューヨークとソウルでクィアの歴史を描いた壮大なミュージカルを成功させ、韓国でもっとも注目されているドラァグクィーンMOREさんの写真をはじめ、写真家・島崎ろでぃさんの作品も!
そして、様々なクィアカルチャーを取り上げるコラムや漫画も盛りだくさん!西新宿パンティーズのインタビューも必読です!
このままでいいんじゃない?
絶望までの8ステップ(カナイフユキ)
ゲイ・インディペンデント・マガジンの新潮流(木津毅)
インタビュー:西新宿パンティーズ
新宿二丁目で与謝野晶子
『みだれ髪』を読む。(ティーヌ)
それは「ヘイト」から始まった
〜アウシュヴィッツ探訪記〜(山縣真矢)
プライドという言葉を知らずに
「プライドフラッグ」を掲げる愚かな
守銭奴達 (畑野とまと)
インタビュー:哲学者 千葉雅也 俺たちは革命分子だ!
ストーンウォール50
作用と反作用の長き派手やかな道
─ストーンウォール五十周年(中)(北丸雄二)
などなど、ページ数も増えて、より面白くなった
『Over』vol.02 ぜひ手にとってご覧ください。
出版元:オーバーマガジン社
表記:日本語
H210mm×W148mm/178p/2019
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